今展では前衛芸術集団の九州派を率いた桜井孝身 (1928 ~ 2016)の貴重な1960年代の作品を中心に、シベリアでの抑留体験に根ざした作品群で知られる宮崎進 (1922 ~ 2018)、数少ないエングレーヴィングの名手として知られた長崎ゆかりの銅版画家・渡辺千尋 (1944 ~ 2009)、戦後より長きに渡って制作を続ける画家・池田龍雄、そして山本豊子、その他の作家たちの作品をご紹介いたします。それぞれの時を深々と呼吸しているかのような作品群です。ご高覧いただければ幸いでございます。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。