岩井康頼
岩 井 康 頼 展
「 時 の 意 識  」
平面から立体へ - 弧の水平線から

2012年3月10日(土) -  3月24日(土)

12:00〜19:00 (水曜休廊)
3/10 (土)は作家が在廊いたします。
青森県・下北半島の突端に尻屋岬(しりやざき)灯台があります。
木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地にもなりました。
お盆にはその灯台の基に流れ着く流木を拾います。
漂流物の時間を越えた「不思議な力」に魅かれ木を削ります。
                                    岩井康頼

ギャラリー EMでは3月10日(土)から24日(土)迄、岩井康頼展「時の意識 」 - 平面から立体へ  弧の水平線 - を開催致します。弘前市で制作を続けている美術家、岩井康頼は弘前大学教育学部美術科の教授でもあります。
今展では月刊「文学界」 - 文芸春秋社刊 - の1994〜96の挿画として制作された銅版画を含め、版画と木彫をご紹介いたします。 
日本は昨年3・11の大災害に見舞われ、一年経った今でも、重く息苦しい状況下にあります。被災に遭った画学生たちを支援しながら制作を続けている岩井作品からは何とも言えない「やさしさ」」がゆっくりと伝わってまいります。
春の陽光の下、東北の美を長崎よりご堪能頂ければ幸いでございます。